6月7日『モンテ・クリスト伯』の第8話が放送されました…!
愛は憎しみに打ち勝つことができるのか。
真海は暖に戻れるのか。
怒涛のクライマックスへのカウントダウンが始まる…!
『モンテ・クリスト伯』第8話のあらすじと感想!
<予告動画>
<放送日>
6月7日(木)22:00~22:54
<タイトル>
モンテ・クリスト伯
<出演者>
紫門暖、モンテ・クリスト・真海…ディーン・フジオカ
大倉忠義…南条幸男
目黒すみれ…山本美月
*
守尾信一朗…高杉真宙
安堂完治…葉山奨之
江田愛梨…桜井ユキ
入間未蘭…岸井ゆきの
*
入間瑛理奈…山口紗弥加
神楽清…新井浩文
*
入間貞吉…伊武雅刀
神楽留美…稲森いずみ
入間公平…高橋克典
<あらすじ>
モンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)の復讐は予定通り南条家を崩壊に導き、幸男(大倉忠義)が自ら命を絶とうとするまでに至る。だが、幸男の娘、明日花(鎌田英怜奈)の存在が江田愛梨(桜井ユキ)を惑わせてしまった。真海が暖だと気づいたすみれ(山本美月)の存在も大きなものとなる。
自分の中にある揺れに呆然としながら真海が釣りをしていると、守尾信一朗(高杉真宙)が現れた。信一朗と話すことで気分転換になった真海の心は、すぐに曇ることとなる。信一朗の交際相手が入間未蘭(岸井ゆきの)と知ったからだ。
その頃、未蘭は父の入間公平(高橋克典)に信一朗と会ってくれと頼んでいた。しかし、入間は頑なに拒絶。瑛理奈(山口紗弥加)は時間をかけて説得しようと未蘭を慰め、貞吉(伊武雅刀)の部屋に連れて行く。瑛理奈の殺害計画を知る貞吉は必死に未蘭に危険を伝えようとする。しかし、会話用のタッチパッドが瑛理奈に操作されていたため、未蘭に伝えることは出来なかった。と、そこに真海が貞吉に会いに来たと現れる。入間は神楽清(新井浩文)と会う。神楽は幸男の自殺、そして寺角類(渋川清彦)殺害は真海の仕業だと話す。さらに、神楽は真海が自分と入間もターゲットにしていると告げた。真海は何者だと思うと問う入間。もちろん、入間と神楽の脳裏には共通の人物が浮かぶ。入間は真海を呼び出す。真海と話すために使う取調室は15年前に柴門暖を陥れた部屋で…。
引用:https://www.fujitv.co.jp/MONTE-CRISTO/story/story_08.html
さよならの小切手
自殺したと思っていた幸男は生きていた。
幸男の娘、明日香がした電話で決意が鈍った愛梨は南条家に引き返し、殺したいほど憎いはずの幸男を助けてしまっていたのだ。
その事実を知った真海は愛梨の迷いと揺れた決断に対し、激しい怒りで握っていたグラスを素手で割ってしまう。
真海からすれば幸男を死に追いやるために手を組んだ愛梨である。
激情に駆られた真海だったが、すぐにいつもの冷静さを取り戻し
「もう君は自由だ」
と小切手を渡す。
失敗した人間に対し、これからのことを思い大金を渡す行為は一見優しいともとれるが、あっさり切り捨てる辺りが彼の心の凍り付いた部分が垣間見れる。
その頃、未蘭は父親の公平に信一朗と会って欲しいと懇願していた。
「ずっとパパの言うこと聞いてきた。一度だけでいい。今回は私の好きにさせてください」
娘の願いを公平は厳しい口調で拒絶する。
そして珍しく父親の一面を覗かせる。
「パパもママに誓ったんだよ。未蘭を絶対に幸せにするって」
それに対し未蘭はきつい口調でこう告げる。
「その誓い、守れてないね」
入間家、やっとリアルな親子関係っぽくなってきました!
瑛理奈は時間をかけて説得すれば大丈夫と未蘭を優しく慰め、貴方には見方がいるでしょうと貞吉の部屋に連れて行く。
瑛理奈の殺害計画を知る貞吉は必死に未蘭に危険を目だけで伝えようとする。
貞吉の視線が示した文字は
「むむゆをいるはんんや」
私は最初これは何かの暗号で未蘭にだけわかるように貞吉がしたのだと思いました。
ところが…
これは暗号でもなんでもなく会話用のタッチパッドについている視線を認識するレンズを瑛理奈が汚していたのでした…!
キター悪女!
大きな目を魅惑的に動かしながら瑛理奈が打った文字は…
「みらんころす」
そんな恐ろしい入間家に真海が颯爽と現れる。
なんでも貞吉に会いに来たと言う。
真海を疑う瑛理奈は扉の前で聞き耳を立てる。
嘘の導入から話し出し、彼女が立ち去ったことを音だけで確認し、本題に入る真海。
二人の攻防戦が凄い!笑
男同士の口舌戦
未蘭を遠ざけた公平が向かった先は神楽の元だった。
神楽は新聞を広げ、そこに大々的に掲載している二つの事件、すなわち幸男の自殺未遂と寺角死体遺棄事件は真海の仕業だと告げる。
さらには真海が自分と入間もターゲットにしていると告げる。
願うのではなく脅すように神楽は切り出す。
「これから警視総監になろうとしている御方に余計な雑音はない方がいいんじゃないですか。雑音は消して欲しいんですよ」
「あいつをもう一度殺してください」
役柄ももちろんあるとは思いますが、新井浩文さん過激なセリフ率高めですよね!
神楽に吹き込まれた入間は真海を呼び出す。
真海と話すために使うのは応接間などではなく、15年前に暖を陥れた取調室だった…
過去の悪夢をフラッシュバックさせようと必死なのでしょう。
どこまで言ってもマジで最低ですね、こいつ。(マジとかもう古い?!)
警戒し、指紋を残さないようハンカチで椅子を引き、着席する真海。
公平のいやらしい取り調べにも毅然とした態度で臨む真海。
「英語も碌に読めなかった男が随分弁が立つようになりましたなあ」
ひたむきで学はなくとも人のいい素朴な暖が、復讐によって6か国語も話せる巧みで優秀な策士、真海になった。
なんとも皮肉なものですね。
真海が立った瞬間、入間は机を真海の方へわざと傾ける。
思わず真海は机に触れてしまう。(指紋とられちゃったー)
満足そうに微笑む入間。
真海の指紋も採取し、忠告も終わった入間は留美に電話をする。
安堂から今すぐ離れるように、と。
極悪非道人であってもかつて愛した女性には救いの手を差し伸べるものなのですね…
留美はその頃、安堂と店を持ちたいという彼の夢を叶えるため物件探しの最中でした。
「わかった」
言葉とは裏腹に安堂を見る留美の顔には決意の色が滲んでいました。
殺意のカウントダウン
瑛理奈が貞吉に高く美しい声で鼻歌を歌いながら
「もーすぐ信一郎がやってきまーす♪」
文字では伝わりにくいですが、オペラ風。
芸人さんがやったら爆笑なのに瑛理奈がやるとただただ恐怖でしかない。
その頃、真海は貞吉に会った時に伝えられた言葉をテーブルに並べていた。
『あした』『ころされる』『みらん』
真海は脱獄し汚い自分のことを助けてくれ、唯一昔と変わらないまま生き続ける純朴な信一朗の姿や表情を思い出し、懊悩する。
そんな真海の元へまたもや入間がやってくる。
指紋は予想通り利用され、柴門暖とモンテクリスト・真海の指紋が一致したと言いに来たのだ。
「復讐ごっこは終わりだよ。お前の負けだ。柴門暖」
悪魔のような顔で笑う入間。
「何のことでしょう」
お互い顔を見合わせて笑い合う。
笑顔っていろんな種類があるものですね…怖すぎます。。。
真海は入間が留美とかつて愛人関係にあり、子供がここで生まれ捨てられた事実を知っており、執事の土屋が目撃者であると入間に話す。
そこへ土屋が食台に乗った蝋燭を持ってくる。
昔のように書類を揉み消してくれれば、この事実は公表しないと脅しに脅しで対抗する真海。
震える手で書類を燃やす入間。
「さすが。手慣れたものだ」
「私はこれで。思い出の別荘を思いきり楽しんでください」
留美が安堂と逃避行するための金が欲しいと神楽に相談している。
そこへ安堂に地獄を見せ続けた金貸しがやってくる。
神楽相手ならこれぐらい貸せるとアタッシュケースを開いてみせる彼らに留美は急いでその中の札束を握り締め去ろうとする。
留美が持っていこうとした額の多さに怒り心頭の神楽は留美から奪い返そうとする。
弾みで飛び散る福沢諭吉。
拾い集める神楽を横目に部屋を出ていこうとする留美。
神楽の秘書、牛山は留美のために扉を開け、あろうことか神楽に頭突きする。
金貸しまでそれに協力し気絶する神楽。
(真海が裏で手をまわしていたのでしょうか…)
悲劇の毒薬
ダボハゼを釣るため釣りに励む信一朗。
全身鏡の前で服をあれこれ合わせる未蘭。
CMかなって思いました笑
かつてこんな甘やかな音楽が鳴り、二人の気持ちが高まっていくような軽やかシーンがモンクリにあったでしょうか笑
やっとダボハゼのオスが釣れ、喜ぶ信一朗の前に真海が高級車で突然現れる。
「貴方の大切な人を殺そうとしている人がいます。これがあれば彼女を助けることができる」
そう言って信一朗の手に薬を握らせる真海。
あまりに突飛な真海の行動にパニックになり、薬を受け取らない信一朗に対し真海は
「貴方には幸せになってもらいたいんです」
とダメ押しし、信一朗は薬を受け取る。
入間家ではその頃、最早お決まりの鼻歌を歌いながら瑛理奈が毒をグラスに盛り、さらにその中にレモネードを注いでいた。
その見た目は涼やかでキレイなレモネードを美味しそうに飲む未蘭。
ここまでは瑛理奈のシナリオ通りだったでしょう。
誤算だったのは未蘭が置いたレモネードを瑛理奈の実子・瑛人が飲もうとしたこと。
「どうしてそうやっていつも邪魔ばっかりするの!」
叫ぶ瑛理奈。
只事でない入間家の状況に驚く信一朗
倒れる未蘭。
信一朗が救いを求めるように顔を上げると貞吉は目に涙をいっぱいに浮かべていた。
目だけで演技する伊武雅刀さん、名役者さんですよね!
信一朗は真海にもらった薬を未蘭に飲ませる。
「うそ、なんかもうすっきりしてきた」
凄い、と薬を見つめる未蘭。
ところが…
次の瞬間、未蘭は鼻から血を流し口から泡を吹き、白目を剥く。
病院に運ばれる未蘭。
医師によると未蘭は予断を許さない状況で、脳神経に損傷が見られ、仮に助かったとしても後遺症が残る状態だった…
公平の足元に土下座し、全力で謝罪する信一朗。
信一朗を殺しかねない勢いで怒り狂う公平。
(でもあそこで勇気を持って薬を差し出した信一朗の判断、英断ですよね!)
そんな修羅場を真海が後ろから見ていた…
もう何もかも真海の手の中…
真海が思う信一朗の幸せとは因縁のある入間家と決別させることだったのでしょうか。
それともあの台詞自体が嘘なのか…
真海が去る際、どこかから寄贈された置時計も映っており、もしかしたら医師とも真海はお金で繋がっていたのかも。
ラストが近づいても完全には読めない謎めく真海。
そしてリアルでもドラマでもやっぱりお金、最強ですね!笑
キッチンで料理をしている真海の元へ愛梨が帰ってくる。
「幸せを捜しに行ったんじゃないのか。金が足りないのか」
真海から貰った小切手を口に入れる愛梨。
「随分贅沢な朝食だな。食べづらいだろ」
涙目になりながら苦しそうに小切手を飲み込もうとする愛梨。
「スープ飲むか。一緒に」
『モンテ・クリスト伯』第8話まとめと次回予告
今まで愛梨に対してめちゃめちゃ冷酷だったのに急にきゅんってするフレーズ!
素敵なラストでした。
この真海の優しさは心境の変化なのかそれともただの気まぐれなのか…
また真海が渡した薬は本当に毒薬だったのか。
来週はいよいよ狂気と波乱に満ちた最終回!
見逃せない2時間スペシャルです!
『モンテ・クリスト伯』のあらすじと感想一覧
『モンテ・クリスト伯』第1話
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『モンテ・クリスト伯』第3話
『モンテ・クリスト伯』第4話
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『モンテ・クリスト伯』第8話
『モンテ・クリスト伯』第9話
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