言の葉の庭の作品情報とあらすじ!
言の葉の庭の基本情報
公式ホームページ
http://www.kotonohanoniwa.jp/
作品ジャンル
アニメーション映画
上映時間
46分
公開日
日本 香港 台湾 2013年5月31日
大韓民国 2013年8月14日
中華人民共和国(LETV)
言の葉の庭の概要
『星を追う子ども』から2年ぶりとなる、新海の5作目の劇場用アニメーション映画。新海の初めての「恋」の物語と銘打っており、万葉集を引用している。万葉集の表現の研究者である倉住薫(大妻女子大学・文学部・日本文学科 助教授)が協力している。
背景は雨が重要な要素を担っている。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/言の葉の庭
言の葉の庭のあらすじ
靴職人を目指す高校生のタカオ(秋月孝雄)は、雨の日の1限は授業をサボって、庭園で靴のデザインを考えていた。ある日、タカオはそこで昼間からビールを飲んでいる女性、ユキノ(雪野百香里)に出会う。どこかで会ったかとタカオが尋ねると、ユキノは否定し、万葉集の短歌 「雷神(なるかみ)の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」 を言い残して去っていった。
こうして、雨の日の午前だけの2人の交流がはじまる。タカオは靴職人になる夢を語り、味覚障害を患うユキノは、タカオの作る弁当の料理に味を感じられるようになる。ある日、ユキノはタカオに「靴作りの本」をプレゼントし、タカオは今作っている靴をユキノのために作ることにする。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/言の葉の庭
言の葉の庭を視聴したみんなの感想を公開!
言の葉の庭を視聴した人たちにから募集した作品の感想を公開します。
それでは、さっそく見てみましょう♪


秒速5センチメートルで大好きになりました。
作品は46分ほどなので短い作品ですが新海監督ならではの映像の美しさが盛り沢山でもっと見ていたくなります。
日常の生活の中でも視点を変えるとこれだけ綺麗に見える景色があるんだよと思わせてくれます。
新海監督は特に雨の描写が兎に角上手いですね。
話の内容もほんわかとしてていいです。
多くを語らず表情と間だけで見る者に問いかけてくる。
見終わった後もじんわりと心に残りました。
また音楽も映像にあっていてこの作品の為に作られたかのような音楽でした。
出てくる古典の先生が「君の名。」にも三葉の先生役で出てきますのでチェックするのも楽しいです。

作品の内容も、新海監督特有の「もどかしさ」が生きています。
また、46分という非常に短い映画ではありますが、内容も濃く短い中でしっかりと物語を完結されていることから、大変見応えもあります。
声優に関しても、アニメが好きな方にとってはポイントが高い声優さんをチョイスしているのではないかと思います。
アニメ映画は苦手だ、という方でも見やすい、でも見応えのある短編映画です。

「雨」が印象深い作品で、新宿御苑や町中で降り注ぐ繊細な雨の描写や明暗が描かれており、物語もさることながら自然と目が描写にいってしまいます。新海作品の中でもきっと描写にはこだわった作品だったと思いますし、実際に過去作品の「秒速」「雲のむこう」よりもよりリアリティで、その場に自分がいると錯覚させるほどのものでした。
登場人物も魅力的で、悩みを抱えた大人、夢を追う青年と心が揺れ動く背景を持つ人物が登場します。そしてその人物たちのような人間が日本にはごくごく当たり前にいるような設定のため、とても共感できます。
一方で、深く深く表現するが故に広く一般的に作品の同意を求める内容ではないので、万人向けの作品ではないかもしれません。

新海作品の魅力はなんといっても映像美だと思うのですが、言の葉の庭はまさにその魅力を全開に味わえる作品です。
実際にある場所をモデルにしていますが、なんとも幻想的に美しい場所が広がっています。
雨のシーンが多いのですが、まるで雨の匂いが匂い立つように自分がその空間にいるようなアニメなのに不思議な感覚を受けました。
ストーリーは静かな恋愛映画といった感じですね。
台詞が少ない分情景と心理描写を丁寧に描いています。
しっとりと大人のアニメという感じで、雰囲気を楽しむ映画だと思います。
好き嫌いは分れるかもしれません。派手な映画ではないので。
でも映像美、繊細な心理描写など一つの絵画のような美しさを堪能できる作品です。

靴職人を目指す高校生が、古文の女性教師に惹かれていくまっすぐさや、靴職人の夢に対しても誠実なところがピュアで、女性教師の心象は、挫折感や迷いを感じるものの、タカシとの出会いによって、心が洗われていくような感じが、雨と重なりました。
美しさに焦点を当てたような映画なので、鑑賞後も余韻を残します。音楽もピッタリで、秦さんの歌は、曲も歌詞も素晴らしく、この映画の魅力を倍増させています。目と耳で綺麗な物を味わえたような贅沢な感覚でした。
雨も悪くないな、と思える映画です。

私は今いる自分の職場で同じようなことがあった場合、「同じ行動を取るだろうか」と考えながら見ていました。多分、私ならすぐに退職して別の職を探すと思います。
孝雄についても、小学生の頃好きな女性が先生だったので凄く共感しました。
私も庭園で雪野のような女性がいたら好きになってしまいます。学生の視点で見た女性への思いと大人から見た二通りの気持ちを良く考えさせられる映画で、学生と教師が付き合うのが難しいのに思い続けられることに凄く感動しました。


好きなことを仕事にしたいと思う若き少年、望んだ仕事に就いたのに歩き方に悩む大人、色んな立場の人がそれぞれ苦悩を抱えて、悩みながら、それでも、前を向いて歩いて行く。雨の日も、晴れも日も。どんなに不格好でも、自分に素直に生きることが、どれだけ素晴らしく、どれだけ難しいのか。「今を全力で生きる」って何だろう…そんなことを考えさせられた作品でもありました。

この「言の葉の庭」の曲を歌われていたことからでした。
何気に見はじめたのですが、作品の独特の空気感にどんどん吸い込まれました。
新海誠監督は、「雨」の、というか「水」の描写が本当にきれいです。
地面にうつる水たまり、そこにおちてくる雨雫、とにかく実写かと思うほどきれいで息をのみます。
あたかもそのシーンの「気温」「温度」までが伝わってきます。
コンクリートに跳ねる激しい水しぶき・・・
コーヒーカップの中の揺れる水面、水蒸気・・・
登場人物の心の描写が、嫌味なく投影されています。
見終わった後、ほんの少しだけ寂しくもありますが、私も前を向いて進んでみよう、という
気持ちになりました。
言の葉の庭のネタバレ解説とレビュー
近日公開予定。
まとめ
今回は、作品の概要とみんなの感想をまとめました。
良質なエンタメライフの参考にしてください。