怒りの作品情報とあらすじ!
怒りの基本情報
公式ホームページ
http://www.ikari-movie.com/
作品ジャンル
日本映画
上映時間
2時間22分
公開日
日本 2016年9月17日
怒りの概要
『怒り』(いかり)は、李相日監督・脚本、主演・渡辺謙で2016年9月17日に公開された日本映画。李監督が吉田修一の作品を映画化するのは、興行収入19億円超のヒット作となった『悪人』に続き2度目。『許されざる者』以来のタッグとなる主演の渡辺謙をはじめ、『悪人』で主演を務めた妻夫木聡や三浦貴大、松山ケンイチ、宮崎あおいやオーディションで選ばれた広瀬すず、新人の佐久本宝などが出演している。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/怒り_(小説)#.E6.98.A0.E7.94.BB
怒りのあらすじ
八王子郊外で若い夫婦が自宅で惨殺され、犯人は逃走した。1年後、房総、東京、沖縄に身元不明の3人の男がそれぞれ現れ、訝られながらも次第に周囲に受け入れられ、それなりの人間関係が作られていく。ある日、警察が八王子事件の犯人の整形手術後のモンタージュ写真をテレビ番組で公表したのをきっかけに、それぞれの人間関係に揺らぎが生まれはじめる。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/怒り_(小説)#.E6.98.A0.E7.94.BB
怒りを視聴したみんなの感想を公開!
怒りを視聴した人たちにから募集した作品の感想を公開します。
それでは、さっそく見てみましょう♪


3人共犯人に当てはまる部分があり、最後までドキドキしながら見ることができました。
人それぞれに抱えている悩みがあり、どの人も事件を起こしてしまいそうな環境の中で生きているなと思いました。
一番いい人で事件を起こしそうにない人が犯人だったの驚きました。
誰が見ても人当たりの良い性格なのに、心の中では何を考えているかわからないタイプの人が人間として一番怖いと感じました。
人を簡単に信用してはいけないと思う反面、そんな世界で行きていかなくてはいけないことに悲しさを感じました。

私の場合、映画好きの知人から「指名手配犯に顔が似ている3人の男の話」と聞かされ、誘われたので観てみることにしました。
登場人物たちの心の動きがリアルに描かれ共感しますが、共感してしまうがためにとても心が傷みました。観客の感情を動かすという意味では表現力の高い作品ということになりますが、明るく楽しいストーリーが好きな方にはおすすめできません。
映像表現についても、ストーリーの関係上衝撃的な場面が生々しく映し出されています。1回観ただけなんですが頭の中にこびりついて離れません。グロテスクさではなく、現実感のある恐ろしさです。
個人的には好みではありませんが、観た後にこれほどの衝撃を残すということで作品としての評価は高くつけさせてもらいました。



率直な感想は「期待外れ」でした。あの3組のストーリーは何のために描かれたのか、ただ犯人探しのためだけに描いたんだろうなという薄っぺらさでした。特にゲイのシーンは要らないだろうと、それこそ怒りを感じました。
ミステリーだと思って観てしまったのが悪かったのかも知れませんが、私にとってはやたら性描写が多い映画だという印象しかありません。俳優さんはさすがに演技申し分なく素晴らしかったですが、俳優の無駄遣いだなと思いました。後味も良くないですし、あの性描写は本当に安いメッセージですね。


千葉編は渡辺謙演じる寂れた漁港の漁師と宮崎あおい演じる一人娘で元風俗嬢とどこから来たかわからない得体の知れない松山ケンイチ演じる若者。
宮崎あおいが凄い頼り無さげだが心配な父親は真面目な松山ケンイチに徐々に信頼をおいていき、同時にムスメの宮崎あおいも弁当を作ってあげたり思いを寄せていきます。意を決して一緒に住みたいと告白した時、父親の安心感と寂しさの入り混じった複雑な心境を醸し出してるのは流石の渡辺謙さんです。
東京編で妻夫木聡と綾野剛がまさかのゲイ役で度肝を抜かれましたが美男子な二人のおかげか醜い映像では無かったですが不思議な世界観でした。
沖縄編ですが個人的には一番切ない思いをしました。美しい沖縄の風景や穏やかな住民達と転校生の広瀬すずが米兵にレ◯プされるシーンと最後の無人島の森山未來の壊れっぷり…後味が悪かったです。

人を信じるということは難しい。というのも一理あるけれど、それよりも人を信じられなくなったときの辛さと向き合うこと、それに気づいてしまったときに人は何を感じるのか。相手に対する罪悪感と、大切な人を信じられなかった自分に対する弱さを知ること。 気づいた時にはもう遅いのである。
もう一つは、「怒」。
今回のこの怒りってどう考えても、自分自身に対する怒りに見て取れる。善意をしっかり受け入れられない怒り、 苦しんでいる人を救えない怒り、信じてくれてる人と信頼関係を築けない怒り。
これも結局は人としての弱さが極端な怒りになってしまったんだろう。そして怒りの矛先ももちろんおかしい(人殺すくらいなので)のだが、怒りの芯の部分は割とおかしくないというか、ちょっとわかると思ってしまった。不合理とか不条理とか、しょうがないじゃんみたいなことで済まされることすべてが全部怒りというエネルギーになっている。それがこの物語で起きた殺人事件の残忍性を説得力つけて描いていると思った。
あともう一つ素朴に思ったのは、この映画は実際にあった殺人事件のお話にインスパイアされてると思うんですが、 全国指名手配されてる人を探す番組のせいで自分の身近な人を疑う羽目になってる人が少なからずいるってことかと。映画全体としては面白かったってことですが、3つの場所に分けちゃってるのが勿体無いなと思ってしまいました。一つずつのお話がとてもよかったので、尺もっと長くても良かったのにと思った。

最後はハッピーな気持ちにはなれないけど、今までに見たことないとても苦しい映画でした。
怒りのネタバレ解説とレビュー
近日公開予定。
まとめ
今回は、作品の概要とみんなの感想をまとめました。
良質なエンタメライフの参考にしてください。
映画のタイトルである「怒り」という言葉。
他人や自分、世間に対してということなのかなと私は思って観ていました。
正直言って後味が悪いというか、鬱になる映画です。